2013年7月13日土曜日

うまい話にご用心 (前編)


こんばんは、ユウです。

 口説き。営業。
 その対象は「自分」であっても「商品」であっても、どちらも何かの「アピール」に変わりはありません。みなさんはこんなとき、どのように話しているでしょうか?
 今回はそういう場面でとても効果的なアピールのテクニックを紹介します。


 それでは、ここでイメージ・クエスチョン。
 今のあなたは結婚適齢期をやや過ぎた女性。あせりだしてきたあなたは、お見合いをすることになりました。
 「ねえねえ、相手ってどんな人!?」
 興奮しながら聞くあなたに、仲人さんは言いました。
 「頭が良くて収入も高くて、その上カッコいい人よ~」

 え…。
 さてこんなとき、あなたはどう思いますか?

 おそらく、ほとんどの方が「何かあるに違いない…」と思うのではないでしょうか。

 「性格がすごく悪い」、「体臭がするんじゃないか」とか、色々な欠点を想像したり、または「カッコいいと言っても話半分だ」、「収入はあっても、実はすごい借金を抱えているに違いない……」とか、話された情報までも疑ったりしてしまったりもするはずです。

 では逆に、こんな風に言われたらどうでしょう。
 「それほど収入が高くはないんだけど、とても頭のいい人よ」
 「決してカッコいいわけじゃないんだけど、きちんとした収入を持っている人よ」
 この場合は、おそらく悪い印象は持たないのではないでしょうか。
 さらに「頭がいい」とか「収入がある」とか、そういった情報を疑ったりすることもないはずです。

 ここで、上のように、いいことばかりを伝えることを「片面提示」。
 いいことと悪いことをいっぺんに伝えることを「両面提示」と言います。
 そして一般的に「両面提示」の方がより説得力を持つと言われています。
 これはみなさんも納得できますよね。

 「え~。でも私は、上のイイことづくめの人の方がいいなぁ~」 という人は、もうちょっと疑う気持ちをもったほうがいいかもしれません。


次回予告:両面提示を発展させた、実践的なテクニックを紹介します!

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